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会食恐怖を抱える人必見!!食事前にできる不安や緊張を緩和する方法

会食恐怖を持っている人が一番恐れているのが、逃れられない会食機会ではないでしょうか。

学生時代であれば学校行事としての修学旅行や部活動の合宿での食事、社会に出れば歓送迎会や仕事の付き合いでの会食など、どうしても出ざるを得ない状況というものがあり、その都度悩んできたはずだと思います。

会食恐怖は社交不安障害のひとつとも考えられています。そのため「他者からどう思われるか」、「どう見られているのか」ということが頭の中に漂っていて、その結果として会食機会を避けてしまうことも少なくありません。

客観的に見ればほんの些細なことに映るかもしれませんが、当事者にとってみれば理想と現実のギャップに葛藤し、会食場面を想像しただけても身体の震えや胃の不快感、息苦しさや動悸に襲われることもあります。

「本当は友人と一緒に会食を楽しみたいけど楽しめない」、「会食さえなければ心の底から思いっきり旅行が楽しめるのに」と会食恐怖があることで、友人関係や行動そのものにも影響を及ぼしかねません。

会食恐怖を根本的な部分から改善、克服していくためには、その症状の程度にもよりますが、時には長い時間を要することもあります。なぜならば、会食恐怖に伴う回避行動が強く慢性化してしまっていることが多いからです。

また表面として出てきた状態像が会食恐怖であっても、その裏にはまったく違った病態を抱えていることもあり、単純に「会食恐怖だからこの治療法が効果的である」というふうには片付けられないこともあります。

そのため今回紹介する方法は、会食恐怖の根本的な部分を解決するのにはあまり役に立たないかもしれませんが、一時しのぎとして役に立つのではないかと思っています。

では食事前にできる不安や緊張を緩和する方法を見ていきましょう。

丹田呼吸法

上の画像をご覧ください。おへその位置から下に5cmほど、そして背骨に向かって5cmの腹部内にあるのが丹田です。この丹田を意識した呼吸法が緊張を緩和するのに役立ちます。

ところで呼吸は自律神経でコントロールされています。自律神経は呼吸器系の他にも循環器系や消化器系などの活動を調整するために働いていますが、その自律神経の中で特に重要な働きをしているのが交感神経と副交感神経です。

この交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、循環器系や消化器系、呼吸器系などの活動が狂ってしまいます。

不安や緊張を感じた時に心臓がバクバクしたり、腹部がキュッとなったりするのは交感神経が優位に働いている証であり、その反対でリラックスして気分が落ち着いている時には副交感神経が優位に働きます。

普段私たちは呼吸をしている時、お腹で呼吸をしているというよりも無意識に胸のあたりで呼吸をしていると思います。さらに疲れている時は肩で呼吸をするようになります。

精神的にも肉体的にも疲れていると呼吸が浅くなりやすい部位で呼吸をするようになるので、丹田を意識した呼吸を取り入れることで、深く呼吸することが可能になり、ひいては自律神経のバランスを整えることに繋がります。

丹田呼吸法は丹田に両手の指先をあてて息を吐きます。大切なのは吸うことよりも吐くことなので、丹田に入った力が息を吐くときにふわっと抜けるような感覚を感じられるとより効果的です。

この呼吸法をするときには、血圧が下がり意識がふらふらすることもあるので、椅子に座りながら行いましょう。立ちながらこの呼吸法をすることはあまりオススメしません。

何か特別な道具もいらないので、また誰にでも身につけられる呼吸法なので取り入れてほしいと思います。

ツボを刺激

人間の体には100カ所ほどのツボがあると言われています。それらを刺激することで、それぞれのツボが繋がっている体の部位の状態を整えることができます。

ツボの位置は個人差があるので微妙に異なりますが、基本的な位置の周辺を押してみて、痛みやしこり、感覚がまひしているところを探しましょう。そこが自分のツボです。

今回紹介するのは手の平と手首にあるツボ、そして足のツボです。それぞれの位置を簡単に記した画像を貼っておきますので参考にしてみてください。

労宮

労宮は手を軽く握った時、中指と薬指の先が触れるあたりにあります。親指の腹でツボを刺激し、さらにツボの周辺を全体的に指圧すると血行が促進され、精神的なストレスや疲労を軽減する効果があります。また循環器系の保護作用もあります。

内関

内関は手の平側で手首を曲げたときにできる手の平に一番近いしわを起点にして、そこから指3本分ほどひじ側へ移動したあたりにあります。

内臓機能と深く関係しているツボで、動悸や胸の痛み、不整脈や吐き気などの心臓や胃の症状に効果的です。

神門

神門は手首の内側のしわのあたりにあります。手首のストレッチをしながらをツボを押すと押しやすいと思います。

消化器系を調整し、腸の働きを促してくれるので便秘に効果的ですが、その他にも交感神経の興奮を抑えて副交感神経を活発にしてくれるので、不安や悩みがあって落ち着かない時や眠れない時にも効果的です。

隠白

隠白は足の親指の爪の生え際にあるツボで、糖尿病治療に効果的なツボとして知られていますが、その他にも消化器系の働きを良くしたり、精神を安定させたりする効果があります。

足心

足心は足の裏の土踏まずのほぼ真ん中にあります。

足のむくみを取るツボとして知られていますが、その他にも胃の働きを活発にする効果があります。

裏内庭

裏内庭は足の人差し指の付け根にある少しふくらんだところにあります。

胃全般のトラブル、例えば胃炎や胃もたれ、胃腸の不調に伴う下痢などに効果があります。

手の平と手首にあるツボ、そして足のツボを紹介しましたが、実はツボを押している指自体にもツボがあって、爪揉みと称して爪の部分を押すことによって自律神経の乱れを整えて安定させることができます。

特に人差し指の爪は消化器系に効果的と言われています。ただし薬指の爪は、交感神経を高めてしまう可能性があるので、ここの部分を押すことは避けたほうがいいでしょう。

会食恐怖を持っている人は、どうしても食事前に過剰な緊張や不安を感じてしまいます。そして会食の機会を避けがちになってしまいます。

会食恐怖を改善、克服するためには、その過程でレストランやカフェなどでの食事が必要不可欠になります。

ただ会食恐怖を抱える人の中には行動を起こしたくても、その段階までに至らず苦しんでいる人がかなりいると思います。それは、食事中や食事前に強い不安や緊張で身体の震えや胃の不快感、息苦しさや動悸に襲われた経験が脳裏にやきついているからでしょう。

しかしもし多少なりとも不安や緊張を緩和することができたら、一歩前に進んでみようと思えるのではないでしょうか。

もちろん今回紹介した方法はあくまでもひとつのやり方に過ぎません。症状が重ければ頓服として抗不安薬などを持ち歩くのも有効です。

日頃から緊張や不安に悩まされて行動できないという方がいましたら、簡単かつ今すぐにでもできる方法なので実践してみてはいかがでしょうか。

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