不安障害に関する症状や原因、治療法などについて、その当事者や家族、また不安障害を知らない人に向けての正しい理解を目指した特化サイトです。

不安障害ラボ

不安障害に関する症状や原因、治療法などについて、その当事者や家族、また不安障害を知らない人に向けての正しい理解を目指した特化サイトです。
>>当サイトの詳しい説明はコチラ

  1. TOP
  2. パニック障害
  3. 【Q&A】パニック障害に関するまとめ

【Q&A】パニック障害に関するまとめ

パニック障害(パニック症)について、知っているようで知らないことって多々あるのではないでしょうか。

またパニック障害を効果的に治療するためにも、周囲の人がパニック障害についてある程度理解することが求められます。

今回、パニック障害に関する事柄をQ&A形式にまとめてみることにしました。

パニック障害当事者が10人いれば10通りの症状や表れ方がありますが、なるべく疑問に思うところ、共通するところを中心に取り上げていこうと思います。

なおこのページは出来る限り正確性を高めていくために随時更新していく予定です。

Q&A形式で見るパニック障害

パニック障害とパニック発作は違うものなのか
パニック発作はパニック障害以外の病気でも見られます

パニック障害とパニック発作は少々ややこしいですが、厳密に言えば、パニック発作だからといってパニック障害ということでもないのです。

パニック障害によるパニック発作ということであれば、典型的なものとしては、生命的な死の恐怖が伴います。

その結果、「自分がどうかなってしまうのではないか」、「本当に心臓発作が起こってしまうのではないか」などの懸念や心配が続きます。懸念や心配が1カ月以上続いて、日常生活に支障をきたしている場合、パニック障害の可能性が考えられます。

日常会話でも「パニックになる」と言いますが、パニック障害のパニック発作は、それこそ死を感じさせるものなのです。

パニック発作があればパニック障害という診断なのか
必ずしもそうではありません

パニック障害とパニック発作の違いのところでも述べましたが、パニック障害のひとつの症状としてパニック発作があります。ただしそのパニック発作がどういった状況で起きるかによって、別の診断が下されることもあります。

そもそも私たちには本能的なものとして、予期せぬトラブルや身の危険を感じるような出来事に直面した時には交感神経が優位になり、脈や鼓動が早く、息も荒くなり、発汗などの身体的な反応が表れます。

しかしこのような反応は生理的な反応であり、正常範囲なので、あまり気にする必要はありません。

典型的なパニック障害でのパニック発作というのは、予期せぬ時に起こります。しばしば死を想起させる発作とも言われますが、身の危険を感じることでもないのに、誤って脳内の警報アラームが作動してしまうのです。

パニック発作については、状況依存性パニック発作、状況準備性パニック発作、予期しない突発性パニック発作があり、どういったパニック発作が起こるかで他の不安障害の可能性があったり、またそれ以外では呼吸器疾患や心疾患、薬物中毒なども可能性としてはあります。

パニック発作があった場合、できれば早めに医療機関で診察を受けて欲しいと思います。

どのような時にパニック発作が起きるのか
人によって様々でありコレというものはありません

パニック障害のパニック発作は、日常生活の中では通勤・通学中や外出している最中に起こることが多いと言われているものの、自宅で何気なく過ごしている時にふとした瞬間、発作に襲われることもあります。また睡眠中にパニック発作を起こした事例も報告されています。

典型的なパニック障害によるパニック発作は、予期せず何の前触れもなく起こります。そのため心臓発作が起きたのではないかと思って、病院に駆け込むもどこにも異常が見られないということがあります。

パニック障害の治療法について
お薬によるもの、認知行動療法によるものがあります

かつてパニック障害は不安神経症という名称で呼ばれており、病気というよりはその人の気質的なもの、心の持ち方でどうにかなるものとして考えられてきました。

しかし医学が進み、パニック障害は脳の神経伝達物質による機能異常であることが明らかになり、パニック発作を鎮めるためにお薬による治療が確立されています。

パニック発作がひどいようであれば、お薬による治療が近道でしょう。

またパニック障害を抱える人の中には、広場恐怖症を伴っている人もいらっしゃいます。そのため、お薬と併用して認知行動療法を実践し、日常生活に支障をきたさないレベルにまで回復することを目指します。

医療機関に受診せずに自力で治療することは可能か
他の精神疾患の可能性もあるので一度受診することをおすすめします

ネットやメディアでパニック障害について簡単にチェックすることができるようになりましたが、パニック障害かどうかを自分で判断するよりは、日々似たような症状を抱える患者を相手にしている医師の見立ての方が的確な治療に結びつくと思います。

また他の精神疾患以外にも、呼吸器疾患や心疾患などの内科的な疾患の可能性もありますので、医療機関において、自分の身体に器質的な異常がないかどうかを検査したうえで診察を受けたほうが良いと思います。

パニック障害を患ってしまう原因は何か
特定できる原因は未だ不明ですが、遺伝的な要因や環境的な要因が関係しています

現にパニック障害になりやすい人もいて、性格的な傾向としては真面目・几帳面・完璧主義であると言われています。

ただ考え方としては、性格や人格がパニック障害の直接的な原因となって発症するものではなく、ストレスを感じやすく溜めやすい人が発症しやすいということです。

各々のストレス耐性というものもありますが、やはりそこは人間で、過剰なストレスによって肉体的な負担、精神的な負担が重くのしかかり、パニック発作を起こしやすい状態を作り上げてしまっています。

また身体の体質的なものとしては、炭酸ガスを感知する受容体が他の人よりも過敏である場合は、パニック障害になりやすい可能性があります。

脳の延髄に炭酸ガスを感知する受容器を持つ呼吸中枢があります。この呼吸中枢の神経細胞は、血中に二酸化炭素が溜まり血液のpHが酸性に傾くと、呼吸を促進させる方に働き、過剰になりすぎてしまうことでパニック発作になってしまいます。

この延髄の呼吸中枢の神経細胞が刺激されるというのは過呼吸が起きた時にも見られる反応で、やはりパニック障害を患う人の中には、普段から軽い過呼吸に陥っているケースがあり、パニック発作を引き起こすような状態になっていると言っても過言ではありません。

パニック障害を誘発させてしまう生活習慣とは
カフェイン飲料や飲酒、喫煙などに注意です

カフェインの過剰摂取はパニック発作を引き起こしてしまうので要注意です。目安としてコーヒー5杯分のカフェインを摂取すると、半数以上の割合でパニック障害の人はパニック発作を引き起こしてしまいます。

普段からコーヒーやエナジードリンクなどを飲む習慣がない人は気にする必要はありませんが、もし飲む習慣がついている人は気をつけた方がいいでしょう。

パニック発作はストレスとも関係があるので、普段からストレスを溜めない生活が求められます。そのためストレス解消として、飲酒や喫煙をしている人もいることでしょう。

お酒に含まれるアルコールには一時的にですが、不安や恐怖を和らげる働きがあります。またたばこのニコチンも抗不安作用が確認されています。

しかしニコチンやアルコールの血中濃度が下がった際には不安感に襲われてしまい、パニック障害そのものを悪化させてしまう危険性があります。

特に女性の方でパニック障害を患っているケースでは、女性ホルモンの関係からアルコールの分解が男性と比べて鈍いので、パニック障害の合併症として知られているアルコール依存症になりやすいと言われています。

治療のためにもできる限り禁酒と禁煙を心がけていかなければいけません。

また食事というのも大切で、食生活の乱れが続くことでセロトニン不足を招き、不安を感じやすくなります。

さらにパニック障害と間違われやすいものとして低血糖症というものがあります。朝食を抜いたり一回の食事が偏っていたりすると、血糖値の低下で発汗や動悸といった自律神経症状、頭痛やめまいなどの中枢神経症状が表れます。

低血糖症はパニック障害とは区別される病気ではあるものの、症状自体は似ている部分がありますので注意が必要です。

そして体調が良ければ体を動かすことも忘れてはいけません。運動することで、心を安定させる働きがあるセロトニンを増やすことができたり、パニック発作を起こりやすくさせる乳酸の代謝をよくしたりすることができます。

運動は続けることに意味があるので、自分が無理なく体を動かせることは何かという視点で自分なりの運動を考えましょう。

パニック障害が完治するとはどういった状態でしょうか
日常生活に支障をきたすことなく、また薬を使わずに自分をコントロールできる状態だと思います

パニック障害の辛さは予期せぬパニック発作に加えて、今まで出来ていたことができなくなってしまった状態にあると思います。

自宅から一歩も外に出られなくなってしまったり、通勤や通学ができなくて仕事や学業に支障をきたすようになったりするのはパニック障害の典型的な事例です。

パニック障害の症状を抑えるために薬を飲みながら生活している人もいると思いますが、最終的には薬を飲まなくても大丈夫と呼べる状態を目指していかなければいけません。でなければ完治とは言えないでしょう。

パニック障害は薬を飲み始めたり生活習慣が改善されたりすると症状が治まって良くなっていきますが、「再燃」と呼ばれる良くなった状態からの悪化というケースがあり、単に良くなったからといって無理をしてしまうと完治から遠ざかってしまいます。

正しい治療、適切な自己管理があってこそパニック障害の完治が望めるでしょう。

アーカイブ

月別一覧
年別一覧

profile

管理人:ミヤシタソウジ

プロフィールの詳細はコチラ

当サイトの説明はコチラ

Twitter:@soji_miyashita

当サイトに関すること、その他個別の問い合わせがありましたらメールにてお願いします。

Gmail:soji.miyashita★gmail.com
(迷惑メール防止のため、送る際は★を@に変えてください)

PAGE TOP