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社交不安障害と間違えやすい病気について

社交不安障害は多くの人を前にしたスピーチ、公共の場での食事、権威的な人との対話や面談、お店の人との些細なやりとりに対して著しい恐怖や不安を感じ、またそれに伴う身体症状の辛さから回避行動が顕著になり、日常生活や社会参加が困難になってしまう心の病気です。

社交不安障害は誰もが感じる不安や恐怖の延長線上にあること、また思春期に極めて発症しやすいことから、性格のひとつとして考えられてしまい、実際に症状が見れられるようになってから医師の診断を受け治療に至るまでにタイムラグがあります。そのため症状が慢性化し、他の病気と合併しているケースも少なくありません。

ところで社交不安障害に見られる症状は、他の精神疾患でも見られる症状と類似するケースもあり、社交不安障害をひとつの疾患単位として認知されるためには、類似する病気との違いを明確にする必要があると言われています。

また違いを明確にすることで症状を悪化させずに済み、周囲の適切な対応にも繋がっていきます。

今回、社交不安障害と間違われやすい病気について見ていきたいと思います。

社交不安障害と間違われやすい病気

「社交不安障害」という病名が世間に登場してから10年ほど経ちますが、それまでは「社会不安障害」や「社会恐怖」、日本独自では「対人恐怖症」という病名が付けられていました。

また近年では、社交不安障害が発症する時期として8~15歳までの間に集中していることから、「障害」という言葉を用いると、一度なってしまったらもう治らない非可逆的なものとして誤解されかねないということで、日本不安症学会が「社交不安症」という名称に変更することを発表しています。

ころころ名称が変わるのは、社交不安障害の病態像が研究に進むにつれて分かってきたという経緯があります。例えば、社交不安障害の人は脳内における扁桃体の過剰な活動、神経伝達物質の分泌異常などが確認されており、便宜的に「心の病気」と形容されますが、実際は「脳の病気として考えなければいけない」という声もあります。

社交不安障害とその他の病気を考えるにあたって以下のポイントが参考になると思います。

  • 神経症レベルなのか精神病レベルなのか
  • 生命的な死に対する恐怖なのか社会的な死に対する恐怖なのか
  • 人に対して好意があるかどうか
  • 症状は対人関係や対人交流の場、社会的な状況で生起されるかどうか
  • 恐怖や不安に対して不合理性を自覚しているか

ここに挙げたポイント以外にも見分ける指標はあると思いますが、他の病気との違いをなるべく分かりやすくするために大まかなものを中心としています。

では具体的に間違えやすい病気について見ていきたいと思います。

妄想性障害

妄想性障害は妄想を主症状とするのが特徴です。一般的に妄想性障害の妄想には被害妄想、誇大妄想、恋愛妄想(被愛妄想)、嫉妬妄想などの種類が確認されています。

今日における社交不安障害は対人恐怖症の要素を汲んでいる部分があり、その対人恐怖症のタイプのひとつに「確信型対人恐怖」というものがあります。

確信型対人恐怖というのは、北海道大学の教授であった山下格先生が対人恐怖症の分類を試みた際に定義づけしたもので、他人には認識できない当事者の妄想的ともいえる確信が対人恐怖を招いているのが特徴です。

そのため妄想を主体とする妄想性障害と社交不安障害が間違われやすいのも無理もないでしょう。

例えば「他人から見られているような気がして辛い」、「自分の臭いが相手を不快させているかもしれない」というのは当事者の妄想とも言えますが、このような妄想は妄想性障害にも社交不安障害にも見られる症状です。

ただ妄想性障害における妄想というのは確信性が強く、過剰すぎる恐怖も当たり前のものだと認識しているので不合理性を感じることはありません。それゆえ自らすすんで病院を受診することはほとんどないと言われています。

一方で、社交不安障害では症状について自分自身でも不合理であることを認識していることが大半です。社交不安障害の人は受診率が低いと言われていますが、その背景には他者からの否定的な評価を恐れるからであって受診を避ける理由が妄想性障害と異なっています。

妄想性障害は次に説明する統合失調症と同じく精神病圏に該当する精神疾患であり、神経症圏に該当する社交不安障害とはまた別の治療法になります。

統合失調症

統合失調症は以前は精神分裂病と呼ばれていた精神疾患です。

世間では精神分裂病のイメージが強く残っているのか、統合失調症になってしまうと「会話が通じなくなる」、「一般的な生活が困難になる」と思ってしまいますが、全てがそうではなく、医学が進み効果的なお薬も登場していますので、私たちが考えるよりも多くの当事者が適切な治療によって社会復帰されています。

統合失調症の症状は多彩なので病態像を掴むのは難しいですが、代表的な症状としては幻覚や妄想が挙げられます。

幻覚は、例えば部屋にいる時に「誰かに見られている感覚がある」、「誰かが悪口を言っているのが聞こえる」などの形で表れます。このような症状は社交不安障害に似通う部分があります。

妄想に関しても様々な形があります。「自分が襲われるのではないか」と思い込む迫害妄想、「誰かに見張られている」と思い込む注察妄想、「誰かに後をつけられている」と思い込む追跡妄想などがあります。

統合失調症において幻覚や妄想は陽性症状と呼ばれますが、その陽性症状と同様に見られるのが日常生活において適切な行動ができないという形で表れる陰性症状というものです。

陰性症状には大きく3つに分類できます。行動や会話にどこかズレがあり支離滅裂に感じるといった「行動・会話障害」、物事に対して適切な感情を抱きにくく表現できないといった「感情障害」、そして継続する気力もなくやる気が起きないといった「意欲障害」です。

社交不安障害は統合失調症に見られる陰性症状を呈することはあまりなく、また統合失調症の妄想も妄想性障害の妄想と同様に、確信性が強く、過剰すぎる恐怖も当たり前のものだと認識しているので不合理性を感じることはありません。

社交不安障害は様々な精神疾患と合併していることがありますが、基本的には社交不安障害と統合失調症は合併することはないと考えられています。部分的に統合失調症に似た症状を呈するとして統合失調症様症状のある社交不安障害と診断されるケースもありますが、基本的には両者はしっかりと見極めるべき病気だと言われています。

パーソナリティ障害

パーソナリティ障害には様々なタイプが確認されていますが、その中でも「回避性パーソナリティ障害」、「自己愛性パーソナリティ障害」、「統合失調型パーソナリティ障害」、「シゾイド(スキゾイド)パーソナリティ障害」が比較的社交不安障害と似た症状を呈します。

全てのパーソナリティ障害に言えることですが、パーソナリティ障害の問題はその人自身の人格が著しく偏っていることで日常生活や社会参加に支障をきたしてしまうことなので、社会に上手に適応できているのであればパーソナリティ障害に該当する症状が見られたとしても問題視する必要はないと言われています。

回避性パーソナリティ障害

回避性パーソナリティ障害については専門家の間でも色々な見解があり、症状自体は重度の社交不安障害と重なる点も多く、そのため重度の社交不安障害=回避性パーソナリティ障害と考えられると言われています。

ただしあえて違いを述べるならば、社交不安障害の場合では回避行動は見られるものの、その回避行動自体に強い罪悪感や自責の念が先立つ傾向にあり、一方で回避性パーソナリティ障害は回避行動自体が様式化されてしまっている状態なので、その行動自体に正当性が見てとれます。

自己愛性パーソナリティ障害

自己愛性パーソナリティ障害は無自覚型(誇大型)と過敏型のタイプが確認されていますが、過敏型では他者から注目されることを嫌い、容易に他者から傷つけられたという感情を持ちます。

他者からの注目に対してネガティブな反応を示す点は社交不安障害に類似していると言えます。

ただ自己愛性パーソナリティ障害では他者に対する共感性の欠如が指摘されています。さらに脆く崩れやすい自尊心を抱えており、その自尊心が傷つかないように行動します。一方で、社交不安障害を抱える人の中には共感性が高く他者配慮が強い傾向を示すケースが確認されています。共感性というファクターから考えれば、症状が表れる過程に違いがあると考えられます。

統合失調型パーソナリティ障害

統合失調型パーソナリティ障害に関しては妄想性障害や統合失調症と同様の視点から社交不安障害との差異を捉えることができると思います。

シゾイド(スキゾイド)パーソナリティ障害

シゾイド(スキゾイド)パーソナリティ障害は一貫して人に対して関わりを持ちたいと思わないのが特徴で、それは家族に対しても同様の姿勢を見せます。

社交不安障害の場合、本心は「人との付き合いを大切にしたい」と思いつつも、「相手の気分を害するようなことになるかもしれない」という不安があり、またそれに伴う症状が表れるために対人交流や対人場面を避けている状態に陥っています。

対人接触を避ける理由が社交不安障害とシゾイド(スキゾイド)パーソナリティ障害では異なっているのが分かります。

吃音(小児期発症流暢症/成人期発症流暢症)

吃音とは言葉を流暢に話すことが難しく、口ごもったり、頻繁に言葉がつまったりするのが特徴です。

言葉を上手に発せないことから周囲から馬鹿にされたり、からかわれたりして話すことがどんどん億劫になってしまい、深刻化していくと学業や仕事そのものに悪影響を及ぼします。

ところで社交不安障害の恐怖のひとつに吃音恐怖というものがあります。吃音恐怖というのは、言葉を流暢に話すことができず(本人がそう思っている)、「恥ずかしい姿を相手に晒してしまうのではないか」、「相手に不快な思いをさせてしまうのではないか」という不安があり、当たり前の会話が困難になってしまうというものです。

この吃音恐怖の場合は、本人がそう思い込んでいることが大半で客観的に見れば、言葉をしっかり話せていることが多いです。誰が見ても言葉の発音に困難が見られる吃音とは違います。

また吃音を伴っていても音読や人前で歌うことを苦にしない人もいます。オーストラリアを代表する歌手メーガン・ワシントンは吃音を抱えながらも歌という手法で自分の気持ちを上手に伝えています。

しかし社交不安障害と診断されるレベルでは、音読や人前で歌うことを極力避ける傾向にあります。吃音とはまた違った病態を示していると言えるでしょう。

パーキンソン病

パーキンソン病は手足が震える、筋肉がこわばる、動作が鈍くなるなどの身体症状が表れるのが特徴です。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで主演を務めたマイケル・J・フォックスがパーキンソン病を患っていることを発表しているので、病気の名前ぐらいは聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。

社交不安障害にも対人場面で身体が震え、字が書けなくなったり、物を上手く持てなかったりしますが、それらの症状は特定の場面や状況で起きる症状であり、安静時に身体が震えるということはあまり見られません。

一方でパーキンソン病では安静時にも身体の震えがあり、また発症後は徐々に症状が進行し寝たきり状態になるケースもあります。さらに発症しやすい年齢が中年以降なので、思春期に発症しやすい社交不安障害とは発症時期が異なります。

本態性振戦

本態性振戦は震えを主症状とする病気です。震えを主症状とするのでそれ以外の症状はあまり見られません。本態性という言葉は、「ある症状や疾患は認められるものの原因が明らかでないもの」を意味する言葉です。

「手が震えて字が書けない」、「人前で挨拶する時に声が震える」、「服を着る時にボタンを上手くかけられない」、「食事の際に手が震えて箸やスプーンが上手く使えない」などの症状が本態性振戦の具体的な症状です。

年齢を重ねるごとに症状が悪化していきますが、全身が震えてどうにもならなくなるということはほとんどありません。

社交不安障害でも身体が震えることもありますが、社交不安障害の症状は震え以外にも発汗、窒息感、胸部の不快感、吐き気、めまい、寒気などの身体症状、それに伴う回避行動があります。

また本態性振戦は比較的中年以降に見られる病気で、思春期に発症しやすい社交不安障害とは発症時期に違いがあります。

社交不安障害と本態性振戦では共通する部分しない部分がありますが、本態性振戦に回避行動が伴えば病態としては社交不安障害と重なるため、社交不安障害と合併しているケースも少なからずあります。

身体醜形障害(醜形恐怖症)

美容整形が巷にあふれかえっている現代では身体醜形障害や醜形恐怖症という病気の名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

身体醜形障害(醜形恐怖症)は強迫性障害に関連する精神疾患で、自身の外見や容姿の囚われによって精神的な苦痛が生じ、日常生活や社会参加が困難になる心の病気です。

そのため自己意識としては対人関係のやり取りによる不安、コミュニケーションのスキル不足に焦点が当てられるのではなく、自分自身の身体に対して当てられます。また心理的な背景において、自分自身の醜形が他者に不快感を与えていることで「他の人が拒絶しているように感じる」、「周囲が嫌がっているように思う」という他者中心的な考えから、「醜い自分自身の存在が許せない」という自己中心的な考えに重点が移動することもあり、結果的に人前に出ることを避けるようになっていきます。

社交不安障害の場合でも「他人からどのように見られているのか」、「周囲からどのように思われているのか」ということが根底にありますが、きっかけが自身の身体的欠点に由来するものは少なく、病態としても「自身の身体的欠陥について何時間も考える」というのは社交不安障害では稀です。

ただし、かつて身体醜形障害(醜形恐怖症)は対人恐怖症の亜型として考えられてきたということもあり、完璧に両者を線引きするのは難解です。

社交不安障害の症状が見られるものの、可能性として身体醜形障害(醜形恐怖症)もあり得ることを頭の隅に留めておくのがいいと思います。

不安障害

社交不安障害は不安障害に含まれる心の病気なので、ここに属する精神疾患はどれも似た症状を呈します。ケースバイケースですが合併することも多々あります。

また不安スペクトラム(不安の連続体)として考えれば、年齢を重ねることに症状が複雑化し単一の疾患として捉えることが難しくなります。

ただそうは言っても、当事者とその家族、そして治療者が相互にひとつの病気に闘うことを考えた時、分類や認識の目安となるものは必要です。

医学的にも各々で疾患名が付いておりそれぞれの理解を促すために、ここでは比較的症状が類似している「パニック障害」、「選択性緘黙(場面緘黙症)」、「広場恐怖症」、「限局性恐怖症」と社交不安障害の違いを大まかに見ていきたいと思います。

パニック障害

パニック障害と社交不安障害について明確で分かりやすい違いとして、一人の時でも発症するのであればパニック障害、そうでない場合は社交不安障害というものです。

またパニック障害も社交不安障害もパニック発作を起こしますが、パニック障害に見られるパニック発作は予期せず襲ってきますので、しばしば「生命的な死の恐怖」という言葉で形容されることがあります。

一方で社交不安障害に見られるパニック発作は状況依存性(状況結合性)のパニック発作なので、人との交流や接する場面といった社会的な状況において発作が起こります。またそのパニック発作の背景には社会的な立場を失ってしまう恐怖があり、社交不安障害に見られるパニック発作は、「社会的な死の恐怖」という言葉で形容されることがあります。

選択性緘黙(場面緘黙症)

選択性緘黙(場面緘黙症)は特定の場所で話すことが出来なかったり、身体が動かなかったりする心の病気です。

選択性緘黙(場面緘黙症)は社交不安障害よりも早い段階で発症することが知られており、後遺症や二次障害として社交不安障害の症状を呈することが確認されています。

どうして後遺症や二次障害として社交不安障害の症状を呈するのかというと、本来であれば対人スキルやコミュニケーション能力、社会性を身につける時期に発症してしまうことで対人スキルが構築されず、一対一での会話あるいは複数人での会話に苦手意識を強く感じてしまい、成功体験が積めずにいるからだと推測されます。

社交不安障害では「特定の場所で話すことができなくなる」、「特定の場所で身体が動かなくなる」ということはあまり見受けられませんが、選択性緘黙(場面緘黙症)と重なる点が多いのは事実です。

広場恐怖症

広場恐怖症はパニック障害と併発することも多く、人混み、行列に並ぶ、電車やバスといった公共交通機関での移動などを回避しやすい特徴があります。

社交不安障害の場合ではあくまでも社交的な状況や場面に対する恐怖なので、場所や空間そのものに対する恐怖心は少なく、広場恐怖症が恐怖対象としているものに若干の差異があります。

ただし広場恐怖症もその場でパニック発作が起きた時に「恥ずかしい思いをする」という理由から外出が困難になるケースもあるので、心理構造は社交不安障害と似ている部分があります。

WHOが発行している『ICD-10 精神および行動の障害 臨床記述と診断ガイドライン』では社交不安障害と広場恐怖症の鑑別が難しい場合は、広場恐怖症を優先とする記載があるので、広場恐怖症の方が対象範囲が幅広いとも言えるでしょう。

限局性恐怖症

限局性恐怖症は特定の物、場所、状況に対して著しい恐怖を感じ、それに伴う身体症状や回避行動により日常生活に支障をきたしてしまう心の病気です。

社交不安障害には全般性タイプと非全般性(限局性)タイプがあり、後者の非全般性(限局性)タイプが限局性恐怖症と類似しています。

社交不安障害の場合、社会的状況に関する恐怖が単独であるケースは珍しく、複数以上の恐怖を伴っていることがほとんどです。例を挙げるなら視線恐怖と会食恐怖の両方を抱えていたり、視線恐怖、パフォーマンス恐怖、権威恐怖をそれぞれ一緒に抱えていたりします。

そのため限定された恐怖の場合は限局性恐怖症の可能性が高まります。

自閉スペクトラム症

自閉スペクトラム症はかつて広汎性発達障害と呼ばれていたもので、ここにはアスペルガー症候群や自閉症などが含まれます。

症状としては特定のものに対する強い関心やこだわりが見られ、他者とのコミュニケーションが難しいのが特徴です。幼少期の頃から症状は表れ、症状のレベル次第では周囲が分からないまま大人になるケースもあります。

自閉スペクトラム症の場合では、「他者とのコミュニケーションが著しく苦手」という部分が社交不安障害と類似していると言えます。また対人スキルやコミュニケーション能力の欠如、社会性の乏しさから自己肯定感が著しく低下し、他者からの否定的な評価に対する恐怖心を覚えてしまい社交不安障害の症状を呈することもあります。

ただ社交不安障害では症状が表れる背景に、他者に対する共感性の表れがありますので、他者に対する興味の欠如が指摘されている自閉スペクトラム症とはまた違った気持ちがあると言えます。

紹介した精神疾患の他にも社交不安障害と似た症状を呈する病気はありますが、比較的類似する点が多く、違いが問われている精神疾患を中心に挙げました。

社交不安障害は世間的に見ても知名度が低く、また誰しもが持つ恐怖や不安の延長線上にあることから適切な治療に結びついていないケースが往々にしてあります。

「病名なんて医者が薬を処方するためにつけたラベルみたいなもの」と思われるかもしれませんが、「その症状のせいでどういったことに支障があるのか」という点で言えば、症状を理解し治療を円滑に進めるために、周囲の理解を得るために各々の疾患名というのは威力を発揮すると言えるでしょう。

今回のように各々の病気との違いを明確にすることは必ずしも無駄なことではないと思います。注意したいのが、どの病気にも辛さや苦しみがあって優劣をつけられるものではないということです。

あくまでも各々の症状の特徴を把握し、適切な治療に結びつけるための鑑別です。その点を理解したうえで参考になれば幸いです。

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