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【まとめ】社交不安障害を経験した有名人一覧

不安障害の中でも人の視線を過度に気にしてしまう社交不安障害(社交不安症)は、人前に出ることを極力回避するため、社交不安障害を抱えている有名人はというと限りなく少数です。

同じ不安障害のひとつであるパニック障害と比べるとその数に大きな差があります。

特に日本では文化的にも恥を意識するものがあるため、わざわざ人前に出ることが苦手な人が自ら恥を感じてしまう可能性がある場所に行くのは考えにくいです。そのため日本人という括りで考えるとあまり例がありません。

強いて挙げるなら、過去に対人恐怖症を持っていて営業ができず会社を解雇された経験を持つニトリ創業者の似鳥昭雄さん、お亡くなりになられましたが聖路加国際病院名誉院長を務めた日野原重明先生が赤面恐怖症を学生時代に患っていました。お二人とも様々なメディアを通じて語っているので有名な話だと思います。

もちろん似鳥さんや日野原先生以外にもいるとは思いますが、そもそも社交不安障害という病気の概念自体がここ最近知られるようになってきたということもあり、本人が社交不安障害であることを知らずに日常生活を当たり前のように送っている可能性もあり、そういった状況下では取り沙汰す必要もないので他の人が知る由もないでしょう。

では日本ではなく海外に目を向けるとどうでしょうか。海外に目を向けると自ら社交不安障害の症状に苦しんだ経験をカミングアウトしている有名人がいます。

数人ですがご紹介したいと思います。

社交不安障害を経験した有名人

世界的ミュージシャンのシーアさん

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Sia

偶に彼女の顔を見る機会があるものの、絶対に顔出しをしないシンガーソングライターとして知られているシーアさん。そのためステージに立つ時には髪や紙袋などで顔を隠すようなスタイルで、客観的に見れば奇抜に映り、それもまた彼女の人気に火をつけています。

『Chandelier』や『Alive』などの曲が有名で、また自分が歌う曲の他にビヨンセやブリトニー・スピアーズなどの歌手にも楽曲を提供しています。

Cosmopolitan UKにて彼女は社交不安障害であることを告白しています。

“I have social anxiety. It’s easier being up on stage because there’s security in being there. When I’m off stage, I’m trying not to be a manic freak. I’m quite shy.”

出典:http://www.cosmopolitan.com/uk/body/health/a44352/celebrity-quotes-mental-health/

インタビューでは、自身が社交不安障害であること、セキュリティの存在があるからステージ上が楽であること、実際はとてもシャイであることを語っています。

また彼女は別の媒体でパニック障害、うつ病、アルコール依存症、自殺未遂などを経験したことを話しており、髪や紙袋で顔を隠すようなスタイルもメディアで顔を出さないのも周囲から気づかれたくない、自分の見た目について批判されたくないという気持ちがあるからだそうです。

周囲からの視線を遮るように髪や紙袋で顔を隠している背景を考えると、社交不安障害の症状によるものもあるのではないかと思います。

元オリンピック競泳選手のスーザン・オニールさん

susan-oneill

出典:http://www.gettyimages.co.jp/

シドニーオンリピックで活躍したスーザン・オニールさんという方が社交不安障害であることを告白しています。

オーストラリア出身の彼女は、かつて表彰台に上がって人の視線を浴びたくないという理由から、3位以内に入りたくないという思いがあったそうです。

まさに社交不安障害における視線恐怖の典型的な例です。

彼女は国の代表になり、そしてオリンピックで金メダルを取るほどなので、実力は相当なものがあったと思います。よくよく彼女のことを調べると、2000年にアメリカの競泳選手が持っていた世界記録を塗り替えて、新記録を打ち立てるほどのトップスイマーでした。

そんな彼女が社交不安障害によって本来の実力を発揮できないことがあったことを知ると、社交不安障害が日常生活だけではなく人生そのものまでも左右してしてしまう心の病気だと感じます。

イギリスを代表する俳優ローレンス・オリビエさん

Laurence_Olivier

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Laurence_Olivier

もうお亡くなりになっていますが、彼はシェイクスピア俳優とも呼ばれ、『ヘンリー5世』や『ハムレット』の主役を演じ、英国アカデミー賞でも主演男優賞に輝くほどの名俳優として知られています。

ちなみに『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役を演じていたヴィヴィアン・リーさんの旦那さんでもありました。

そんな彼が社交不安障害を発症したのは、体調が悪い日に舞台に上がった際、セリフが出てこなかったらどうしようという不安に襲われてからでした。いわゆる予期不安による悪循環が彼を苦しめたということです。

名俳優と呼ばれる人が舞台というまさに人からの視線を浴びる場所で、社交不安障害と闘っていたことを知ると、本人がどれだけ苦しく辛かったのかを感じられるのではないでしょうか。

元メジャーリーガーのドントレル・ウィリスさん

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Dontrelle_Willis

フロリダ・マーリンズで主に活躍し新人王や最多勝に輝くなど、マーリンズのエースと称されるほどの選手でした。20勝以上するシーズンもあったのでメジャー屈指のピッチャーと言っても過言ではないでしょう。

そんな彼もまた社交不安障害に苦しんだ人でした。社交不安障害によりチームから離脱することが度々ありましたが、それでも自分自身と向き合いながらピッチャーとして投げ続けました。

メジャーという大舞台でピッチャーというゲームの流れを作るポジションを任され、そして周りの視線を浴びるマウンドに身を置くというのは、私たちが想像する以上のプレッシャーだったと思います。

今回、社交不安障害を患っていた有名人として4名の方を紹介しました。

この方々以外にも、ハリーポッターシリーズの作者であるJ・K・ローリングさんや政治学者の姜 尚中さんは社交不安障害であった可能性があると指摘する人もいますが、あくまでも可能性の域の話なので実際のところはどうなのか分かりかねます。

今回紹介した4人を見ると、肉体的にも精神的にも強さが求められるアスリート、観客に見られる機会が多い俳優や歌手、一見すると社交不安障害と無縁に思える人たちが実は心の病を抱えていたことを知ると意外に思う人も多いのではないでしょうか。

社交不安障害を患うと日常生活でも支障をきたすことがあるのに、試合や舞台という大一番でということになると、想像を絶するほどの不安や恐怖と闘っていたことでしょう。

社交不安障害というのはまだ一般的な心の病気とは言えません。ここに挙げた有名人の方も自分からカミングアウトしなければ分からずじまいだったと思います。

カミングアウトした結果、有名人も同じ症状で苦しんでいたという事実が当事者の支えになることがあります。そして自分だけが苦しんでいるわけではないという気持ちが一歩前に踏み出してみようという勇気に変わることもあります。

社交不安障害に限った話ではありませんが、有名人による告白が誰かを救うきっかけになるのではないかと感じています。

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