不安障害に関する症状や原因、治療法などについて、その当事者や家族、また不安障害を知らない人に向けての正しい理解を目指した特化サイトです。

不安障害ラボ

不安障害に関する症状や原因、治療法などについて、その当事者や家族、また不安障害を知らない人に向けての正しい理解を目指した特化サイトです。
>>当サイトの詳しい説明はコチラ

  1. TOP
  2. 社交不安障害
  3. 一人っ子は社交不安障害になりやすいかもしれない3つの理由について

一人っ子は社交不安障害になりやすいかもしれない3つの理由について

皆さんの身近にも一人っ子の方がいらっしゃると思いますが、世間一般的なイメージとしては、マイペース、わがまま、協調性がないという言葉が並ぶのではないかと思います。

芸能界に目を向けるとマツコ・デラックス、手越祐也、太田光、小室哲也、宇多田ヒカルなどが一人っ子として有名ですが、良くも悪くも個性が強く我が道を行くスタイルを感じると思います。

しかし一人っ子の人たち全員がこのような世間が持つイメージ通りの特徴を持っているのかというとそうではありません。

むしろ知られていない特徴が存在して、そしてそういった特徴にこそ社交不安障害を引き起こすきっかけというものがあると思います。

今回は一人っ子の立場からの警鐘も含めて、どうして一人っ子が社交不安障害になりやすいと言えるのかを見ていきたいと思います。

一人っ子が社交不安障害になりやすいといえる理由

周りの空気を読むことに長けている

実は一人っ子は周りの空気を読めることに長けていることがあります。

その場の雰囲気や状況を瞬時に察知し、周りにいる人の顔をうかがいながら自分が何をしたらいいのかすぐに判断できます。

ではどうして空気が読めるのか。

それは一人っ子の場合、何かと周りに大人がいる機会というのが多く、そして自分の居場所を確保するためにも周囲にいる大人に合わせた方が都合がいいと感じて育つからです。

私の場合では、さらにそういった環境に加えて両親が共働きという事もあり、親にとって都合のいい子を演じてきた面もあるので、なおさら空気を読んでいたと思います。

もちろん一人っ子だから必ずしも空気を読むことに長けているかというとそうではないケースも当然あります。

ただ自分の居場所を確保するという視点で考えると、知識も体力も勝る大人しか周りにいないという環境下では、必然的に大人に合わせるような行動スタイルを取るようになっていき、そしてそのための能力として”空気を読むこと”に長けていくと思います。

ここまでの流れだと、空気を読むことは悪いという印象を抱きやすくなってしまいますが、決して空気を読むことは悪いことではありません。

空気が読める人ほど相手の気持ちに敏感に反応でき、周りから見ても好意的な目で見られることが多いです。またその場の状況を瞬時に察し、一般常識の枠からはみ出すような行動を取りにくいので、他者から煙たがられる存在にはならないでしょう。

しかし何事もバランスが重要で、過剰すぎるくらい空気を読んでしまうと精神的な疲労が蓄積されやすくなってしまいます。さらに何をするにしても相手の機嫌を伺いながら行動してしまうので、自分の主体性を見失ってしまう結果にもなります。

そして自分の主体性がないまま生きてしまうと、全ての物事の判断を他人によって左右されてしまいます。ゆえに他人の目であったり評価であったりを気にするようになってしまうのです。

人に嫌われるのを極端に嫌う

誰しもが人に嫌われるのは避けたいと思いますが、とりわけ、一人っ子は人に嫌われるのを極端に嫌う傾向にあると思います。

その理由は先ほど述べた空気を読むことと密接に関わるのですが、やはり周りに大人がいることで、大人を味方につけないと自分の居場所を確保することができないからです。

それゆえ自然と”いい子”を演じたり、相手から良く思われたいとそういう振る舞いをしたりして育つため、極端に人から嫌われるということを嫌がるのが特徴です。

社交不安障害の根底には、人からどのように思われているのか、他人からの否定的な評価に対する恐れが存在します。

人からどのように見られるのかを気にすることは悪いことではないものの、それが過剰になり日常生活を脅かすまで深刻になってしまうと健全な生活を送れなくなってしまいます。

このような気質は、大人になっても保持したままである可能性があり、人から嫌われることが嫌だから、人とのトラブルを避けたいから、自分を世間から隔離して自分を閉ざしてしまうことも十分に考えられるでしょう。

過剰な期待をかけられやすい

一人っ子といっても、親戚を含めたら初めての子どもではないケースと親戚を含めても初めての子どもであるケースが存在します。

その場合、どうしても後者のケースは周りから過剰な期待をかけられやすくなってしまいます。

なにも期待をかけることが悪いことではありません。教育心理学ではピグマリオン効果という、期待をかけられた生徒は成績が伸び、期待されなかった生徒の成績は落ちるという傾向が証明されています。

しかし過度な期待をかけすぎて子どもを追い詰めてしまい、日々の生活が息苦しくなっては意味がないのです。

一人っ子はその育った環境ゆえ、なるべく周囲の期待に応えるような行動を取ります。しかしそれに応えようとするあまり、色々なことに対して完璧に遂行しようとそれだけが目的となってしまい、なぜ頑張っているのかわからなくなってしまうこともあります。

また自分の欲を第一に考えるのではなく、周囲の願望を第一に考えてしまうことで、自分で自分を評価したり褒めたりすることが少なく、簡単に自己肯定感や自己評価というものが低くなってしまいます。

周囲の期待というのはプラスの方に働けば大きな後押しにはなりますが、マイナスに働いてしまえば本人を壊してしまう厄介なものになってしまい、ましてや期待する人が多ければ多いほど、本人の負担というのは計りしえないものになるのです。

社交不安障害と一人っ子の因果関係について見てきましたが、必ずしも一人っ子だから社交不安障害になるというわけではありません。

少子化の昨今、たとえ兄弟(姉妹)がいたとしても、お互いに性別が違っていたり年の差が離れていたり、一昔前の子育てとは違う今の子育て環境の中で社交不安障害を引き起こすような要因を抱えてしまうことも十分にあり得ます。

しかしながら一人っ子の方が兄弟がいる家庭よりもなりやすい部分は多く見受けられ、親の子育て力といいましょうか家庭環境も含めて気をつけなければいけないと思います。

特に当の本人が周りにいる大人の顔色を伺っていたり、その場の空気を過剰に読んでいたりしていたら、もしかしたら心の中では絶えず我慢している状況にあることもあり得ます。

絶対的な子育てというのは存在しません。だからこそ子どもと真剣に向き合い、子どもの成長をつぶさに観察していかなければいけないと感じます。

過干渉になりすぎず、かといって放任にもなりすぎず、たとえ小さい子どもであっても本人なりの考えや願望があり、そして悩みもあります。

そんな時こそ、親だからできる正しい愛情を注いで、子どもが持っている無限の可能性を広げていってほしいと切に思います。

アーカイブ

月別一覧
年別一覧

profile

管理人:ミヤシタソウジ

プロフィールの詳細はコチラ

当サイトの説明はコチラ

Twitter:@soji_miyashita

当サイトに関すること、その他個別の問い合わせがありましたらメールにてお願いします。

Gmail:soji.miyashita★gmail.com
(迷惑メール防止のため、送る際は★を@に変えてください)

PAGE TOP